いとしき歳月(後編)

マリみて全部読み返そう第八弾。6月も終盤ですね。新刊までに、まにあわねえって。
will
くっはあー。蓉子さまに始まり、聖さまでしめる。志摩子さんと祐巳ちゃんの友情もオマケでついてくる。自分内ランキングの上位が惜しげも無く登場ですよ。祐巳ちゃんと蓉子さまの会話がいいなあ。他愛も無いけど、哀愁っちゅうか、切ない雰囲気がひしひしと伝わります。拗ねたように小石を蹴る紅薔薇さま…。たまらんです!!ま、極めつけはチューでしょう。やっぱり。祐巳ちゃん始めての逆襲。お礼参り?聖さま祐巳ちゃんあってのものなので、このコンビには思い入れが深いすね。「祐巳ちゃんになりたい、って私は何度か思ったよ」これは、もうまんま告白ですよ。あ〜、この話がマリみての中で一番好きですね。


いつしか年も
はい。泣きましたよ。祥子さまといっしょにね。本読んでて泣くなんてねえ、まえにコレ読んだ時以来ですよ。つまり、前回も泣いたと。や〜、すごいです。卒業式の心情そのまんまですよ。前日までは感傷に浸ったりするのに、いざ当日になったらなんと実感のないこと。そのうえで、過去のことなんか思い出して。でも、それで泣くなんてことは微塵もなくて。むしろ眠くて。あー、すげえ、聖さまそのまんまだ。親近感わくなあ。それにしても、最後の締めがたまりませんね。〔この学校で、あなたたちと出会えてよかった。〕作者、読者の気持ちも代弁してますね。


片手だけつないで
告白前と告白後の白薔薇姉妹の変わりよう。まあ、告白前の方が無理をしてたんでしょうが。まあ、それより見所はやっぱり蓉子×聖の友情でしょう。は〜、このお二方も見納めか。それにしても、令さまカケラもでねえよ…。